非正規雇用職員にはこんな感じの人が多くてこんな仕事をしています

職種
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非正規雇用職員とは?

ご存知のとおり役所の職員も正規雇用と非正規雇用があります。

このことはニュースなどでも報じられているので、よく知られていることと思います。

自治体によってはかなりの数の非正規雇用者を採用しているとのことで、いろいろ大変だろうなあと思います。

非正規雇用という形ですが、自治体によてっては、「会計年度任用所職員」とか「臨時職員」とか呼ばれています。

しばらく前のことですが、とある自治体でこの話をすると、「『りんてき』さんのこと?」って言われたことがあります。

漢字を聞きましたが、忘れました。

今でも漢字が分かりません。

担当業務

以下は、事務補助の非正規雇用の話を中心に書いています。

しかし、個々数年は、技術職として非正規雇用で採用されるケースが出てきています。

事務補助の非正規雇用職員は、庶務に配属されることが多いですが、ざっといえば正規職員の補助業務です。

しかし、最近は主力として働いている部署もあるとか。

出身学科

職員のタイプがだいたい以下の3とおりに分かれます。

A 民家企業に就職できなくて消去法で入ってきた人

B 役所の試験に落ちて就職浪人中に働いている人

C 民間会社の定年後にハローワークの募集に応じた人

Aの多くは民間企業にあぶれたけど、入ってきた人。

優秀な人がまれにいますが、優秀な人は役所の会計年度任用職員にはならない気がします。

そこまで給料も高くないし、任期が決まっているので不安定でキャリアにもならない。

通常は、就職できずにパートのような形で入ってくる人です。

という人が多かったのですが、最近はそういう感じではなくなってきています。

時代が変わってきたので表現しにくいですが、「職種イメージ」で後述します。

 

Bは、真面目な人が多い。

たいていは役所の事務職の試験に落ちた人です。

少数ですが、技術職の試験に落ちた人もいます。

教員試験に落ちたって人もいましたね。

いわゆる公務員浪人。

だから、法学部が多かったりするが、文系一般の卒業生が多い。

1年経って、どっかの役所に合格して辞めていく。

ある意味、インターンシップのような一面があります。

役所内で顔が広くなるので、当該自治体を受験する場合は、面接などでも有利に働きます。

いや、実際の採用試験では、面接で希望の仕事について聞かれてもピントが外れた答えをする受験生が多いのですが、ナマの職場を見ているので、完璧な答えを出すことができるようになります。

いい面も悪い面も知っているので、とても有利なことは自明です。

そういう意味で、役所に就職を目指すのであれば、おすすめできる仕事です。

嫌な面を知って、受験することを止めるって手もありますしね。

 

Cは、ほかの会社を定年後、技術を活かすためもあり採用された人。

技術職が多いです。

事務職もいるのかな? 私の近くにはいませんね。

普通に優秀な方が多いですが、企業の仕事と役所の仕事はやはり違う部分があるのか、馴染める人とそうでない人の差が出るように感じます。

これは、技術的な能力よりも人柄が重要ということにほかなりません。

面接で、「人をまとめることが得意です!」とおっしゃっる方がいますが、役所はそんな方を求めていません。

臨時的な雇用ですので、実務的なことを求めています。

ワード、エクセルなどは当然として、CADも使える方はアピールポイントになりますね。

設計、積算など実務に長けた方などが求められています。

口で仕事をする方も重要ですが、ここでは少し異なります。

職種イメージ

昔は、臨時職員とか呼ばれていたのですが、役職のスリム化でかなり人数を減らされています。

10数年前までは、Aの中に例外的にBがいただけという状態でした。

Cは採用制度がそもそもありませんでした。

そして、Aは、若い女性だけだった。

そして、若い男性正規職員と結婚して辞めてく人が多かった。

そのための非正規雇用のシステムと感じないでもない制度だったのです。

実際、27、8歳が事実上の定年となっていました。

相当の実力がないと、この年令を超えて採用されることはありませんでした。

 

しかし、時代は流れ、ほんとうに辞めない人が増えてきた。

そして、年齢を理由に採用を断ることができない世の中になってきました。

そして、定員もものすごく減りました。

役所としては、使えない新人よりも実績のある優秀なBを採用した方が仕事が進みます。

(定員が減っているので、使えない人を採用すると職場が廻らなくなる!)

そして、いつしかAの年齢はぐーっと上がり、孫がいる人まで採用している現在に至ります。

今やAのほとんどは既婚者です。

平均年齢は軽く40歳を超えているのではないでしょうか?

 

さらに、最近はAに男性職員までを採用するという事態が発生しています。

過去を知っている人にとっては衝撃的な状況になっているのです。

というか、そういう時代ですね。

若手男性職員のモチベーションが変化したことは言うまでもないことです。

妙に熱く語ってしまいました。

 

Bは、若くて優秀で真面目ていい人が多い。

なぜ、この人が本採用じゃないのだろうかと思った人はたいてい翌年に本採用されています。

他の役所に採用されたりしていますが、将来は是非とも活躍して欲しいですね。

 

Cは、ベテランです。

超優秀な人は、民間企業に再雇用されているのだと思います。

まあ、民間企業で採用されないから、役所の非正規雇用に応募したのかなと感じる人が多いですね。

しかし、正規職員が削減されている現在は貴重な戦力として扱われます。

ルーチンワークが多いのですが、それでもやってもらわなければ、正規職員がやらなければならないのでとても助かります。

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