公務員の魅力向上や優秀な人材の確保のために必要な取り組み
2021.9.12
今年の新規採用の国家公務員がどの部分で幻滅しているのかをアンケートした結果ですね。
実際、霞が関は不夜城です。
使命感だけで働き続けることは難しいでしょう。
ほんとに大変だと思います。
話を聞くと、国家公務員にならなくてよかったと思うことは多いです。
人事院は10日、中央省庁の幹部候補として今年4月に採用された新人国家公務員へのアンケート結果を公表した。
公務員の魅力向上や優秀な人材の確保のために必要な取り組みを複数回答で質問したところ「超過・深夜勤務の縮減」が80・7%と最多で、昨年度より5・6ポイント上昇し過去最高となった。
2021年9月10日 毎日新聞
「公務員は暇」という常識が世の中に溢れいているイメージがありますが、私のイメージでは、大きい自治体ほど時間的にも労働負荷的にも大変な状態で働いているように感じます。
あくまでイメージです。
組織によりますが、サービス残業がザラという職場や毎日終電という職場は多々あります。
「なぜ、公務員なのにこんなに働かなければならなのか?」
と嘆いている人は霞が関の新人以外にもたくさんいます。
民間企業とは違う原理で働いているので単純に比較できませんが、役所でも非常に厳しい部分も多いと感じることもあります。
民間企業と役所の両方を経験した私が思う結論は、役所にも大変な部署はあるし、民間企業にも暇な部署はあるということです。
至極当たり前のことですね。
公務員は、税金から給料をもらっているために少し卑屈になっているところがあり、役所の大変さを世の中にきちんと説明できていないことも理由の一つだと思います。
「公務員は暇」というイメージはどこから来たのでしょうか?
これは残念ながら昔の役所の窓口から発祥しているのだと思います。
事実、昔(20年以上前かなあ・・・)の窓口は来庁者から丸見えにも関わらず、新聞読んでいる人や寝ている人を見たことがあります。
傍目に暇そうで、仕事をしていなさそうに感じました。
また、昼になればきっかり休むという状況は、サービス業の方から見れば信じられない状況でしょう。
実際、役所に昼休みに行きたい人も多いでしょう。
そうした世の中のイメージは、一朝一夕には消え去りません。
そんな窓口業務と我々を一緒にしないで欲しいと思ったことは多々あるのですが、実際のところ窓口業務は役所のごく一部です。
かといって、窓口業務は役所の顔だからこそ、しっかり対応してほしいと思います。
最近は、そうした声からきちんと対応している窓口が増えているように思います。
世の中も変わりつつあり、役所も同じように変わっています。
いい流れですね。