行政手続き上の押印 「認め印」はすべて廃止の見通し
行政手続き上の押印廃止をめぐり、すべての府省庁の検討結果がまとまり、およそ1万5000種類の手続きのうち、印鑑登録などが必要な83を除いた手続きが廃止される方向になり、いわゆる「認め印」はすべて廃止される見通しとなりました。
NHKニュース
押印廃止に向けてうちでも動き出しました。
実際のところ、これまで押印で困ったと感じることが少なかったので、むしろ廃止に向けて動き出した今のほうが面倒だと感じています。
これまでがはんこ社会だったため、いつもはんこを持ち歩いているからそう感じるのでしょう。
100円で買えるし荷物にならないので、これまでほとんど困ったことがありません。
さて、サインですが、慣れの問題だと思いますが、今のところ困ることの方が多いのです。
といっても、たいして困らないし、はんこに戻したいわけでもありませんが。
字が汚い
慣れないということもありますが、きれいに書けません。
そのうちきれいに書けるようになってくるのでしょうか。
なんだか、かっこ悪いです。
たくさん書くのが大変
たとえば、月でまとめた書類に、該当する日の欄にだけ押印する書類がありました。
こういうときはサインは大変です。
はんこの連打は簡単です。
そうした書類の様式が問題なのですが、こういうときははんこが有利です。
でも、こういう書類は電子化されるのでしょうね。
人に貸せる
例えば、世の中にはこんなことがなくはないと思います。
・ものすごく急ぐ書類
・明日その書類が出てくるが、明日は出張などで不在
・書類の内容は今日聞いて納得している
そうしたときに、目上の人に押しておいてくださいと頼んではんこを預けておくという手段がありますね。
こういうときにはサインと違ってはんこは貸すことができるという利点があります。
サインは頼んでもできるものではありません。
人に貸せることがはんこの最大の利点だと思うんですよね。
うちではやってないですけど、一般論としてこういうこともあると思うんですよね。
まあ、こうした書類も電子化すれば解決できますね。
サイン常識の社会へ
1年ぐらい経てば、サインに慣れて困ることも減ってくると思いますが、これまではんこありきの社会だったため、はんこがあれば困らないシステムに徐々に熟成されてきたわけです。
これからは、サインありきの社会です。
サインで不便なものは、電子化も含めてすべてサインで便利な方向に変わっていくことでしょう。
ということで、私は朱肉で手が汚れることがないというサイン化を歓迎します。