「公務員の仕事は、技術的にレベルが低いのではないか?」
これは、私が公務員になる前に思っていたことです。
しかし、実際、レベルの高低は、かみ砕くと難しいことです。
強引ながら、ざくっと書いてみます。
大学
レベル高いです。
授業でも訳が分からないことは多々ありました。
明らかにレベルが高いと思います。
これは大学生という目で見るからでしょう。
研究者のはしくれの視点で見るとこうなると思います。
私のイメージで言うと、
いかにいい材料を作るか
という感じですね。
民間企業(メーカー)
研究者のはしくれの眼で見ると、大学よりはレベルが低いと思います。
大学より低いといったって、状況が違います。
大学との違いは、お金になるかならないかに行きつくと思います。
アプローチが違うというか、大学で考えるレベルで見ると低いことがあるかもしれませんが、実際のアプローチを踏んでいくと難しいことをしています。
それは、学問的に難しいかどうかだけではありません。
実際は、いろんな難しいことをしています。
私のイメージで言うと、
安くていい材料を組み合わせて、いかにいい機器を作るか
という感じですね。
役所
大学、メーカー、役所の3つで区切るなど乱暴この上ない分け方ですけど。
役所では「電気の勉強が役立たないのではないか?」と思いがちですが、そうではありません。
メーカーに入っても仕事で担当することはたいてい学問的には狭い世界になってしまいます。
しかし、技術系公務員の仕事は、機器やシステムを組み合わせてうまく活用するかにあります。
どちらかというと、かなり広い。
実際は、予算の範囲内で、いかに使いやすいシステムを組み立てるか。
それを法令の範囲内で組み立てます。
また、そのシステムは自分で使用するわけではありません。
利用者が使いやすいものを導入することが求められます。
それには、当然ながら、技術的判断もセットで付いてきます。
意外に考えることは多いです。
工事においては、メーカーと調整することは多々あります。
機器単独の内容はメーカーの方が詳しいことは当然です。
しかし、様々な機器やシステムを組み合わせて考えていくことは、メーカーにとってもなかなか難しいことです。
そうしたことになると、技術系公務員がそうした考えに慣れている分、秀でいていることが多いと感じます。
私のイメージで言うと、
安くていい機器を組み合わせて、いかにいいシステムを作るか
という感じですね。
まとめ
まとまりのない文章を書いてしまいました。
外から思っていた以上に、技術系公務員は捨てたもんじゃないと私は思います。