担当業務
土木工事全般、土木行政。
道路、河川、港湾、空港、下水道など、ざっくりと大きな構造物は土木の範疇である。
社会インフラを造っているのは土木であろう。
土木工事の付属工事として生じる道路照明設備や換気設備などの工事については、電気職や機械職に頼らず、自ら担当していることがある。
しかし、土木職がこれらのことを理解しているかといえば、まったく理解していない人が多く。これらの仕事のたいていは若手土木職員に押し付けられている。
若手土木職員の採用を減らし、電気職・機械職の採用枠を広げ、土木職員には、土木本来の仕事をしてもらった方が全体ではうまく廻ると思う。
出身学科
土木工学科出身者がほとんどである。
結構、農業土木系出身者がいる。
入ってしまえば、一緒くたとして扱われているのだが、農業土木分野と一般土木分野で線引がないでもない。
一般的に、工学部の土木工学科の偏差値レベルは低い傾向にあるが、役所では土木のほうが一段上に扱われている。
大学では虐げられていた(?)こともあり、水を得た魚のようによく働く。
変に出世が見えているのもよく働く理由だろう。モチベーションはそこにあるのかもしれない。
実際、優秀な人が多く、出世する人も多い。
打倒事務職という雰囲気もないではない。
土木の人にとって、電気機械はまったく未知の世界であり、仕事上は非常に重宝され、尊敬すらされる。
だが、設備職が人事的に重宝されている気はしない。
職種イメージ
仕事を離れれば、明るく面白い人が多いと感じる。
基本的に真面目に仕事を重視する人が多い。
周りが働くから、自分も働かなければならないという負のスパイラルに陥っているように感じる。
人数の多さ(電気職・機械職の10倍以上)もあるし、予算を握っていたりするので土木行政の核をなす職種である。
そのため、部長や局長も輩出しており、役所内では一大勢力と言える。
たいていの市役所に土木職員の採用がある。